おじいちゃんが話してくれた、近所のバーンズ屋敷に伝わる裏庭とは…。弟をなくした少女の魂の孤独な冒険。ナイーブながらも弾力ある心の在り様を描く、重層的ファンタジー。
話は現実世界のバーンズ家にまつわる人と照美の話と、テルミィの冒険の話に分かれています。
テルミィが冒険をしながら、どんどん成長していき、強くなっていく姿が良いです。
生きるとは。信じるとは。善と悪とは。
人生における重要なことをテルミィは学んでいき、大きな事をなしえます。
登場人物が現実世界と冒険の世界でリンクしていて、それぞれがとても重要な役割をしているのが印象的。
ファンタジーなので、今の超現実的な頭と精神をしている私には、世界に入り込むのに苦労しましたが、気分が乗っていればもっと楽しめたのかも。
それでも★は8/10。
- 裏庭 (新潮文庫)
- 発売元: 新潮社
- 価格: ¥ 620
- 発売日: 2000/12
- 売上ランキング: 3700
- おすすめ度
★8/10
最近梨木さんがマイブームです。次はこの『裏庭』を読んでみようかな?と思っていました。
不思議な雰囲気の梨木ワールドですよね。
超マイペな方だとお見受けしています。
こんばんは♪
梨木さんの本て、他の人のレビューとか見てもかなりの高得点。
私もこの世界に上手く入り込めた時は、現実の世界に戻りたくないって気持ちになるくらいハマっちゃいます。
確かに超マイペな方なのかも(笑)
まだまだ読んでない本が沢山あるから、これから少しずつ読んでいこうかと思っています。