R-18指定の重松清。奥様には隠れて読んでほしいのです。夫のゆがんだ情欲を描く、初の性愛小説集。
「匿名で官能小説を」という「小説現代」編集部の注文を承けて、表題作を書いた。最初は一度かぎりの企画物のつもりだったが、ハマった。2作目以降は、志願して短編を書き継いでいった。全6編。いずれも、夫婦の物語。官能小説。妻に対する夫のゆがんだ――でも、だからこそまっとうでありうるはずの情欲を描いた。小説の書き手として、これらの物語を僕は欲していたのだろう。今後も夫婦や家族の物語を書きつづけたいから、性から逃げたくなかった、のかもしれない。 重松清
うーん。なんとも感想の書きにくい本です。
普通の夫婦、もしくは性に対して淡白な夫婦が、夫の心の中に隠れていた歪んだ情欲によっていつもと違うセックスをする。
男の目線で、しかも歪んでいるということで、どうも納得のいかない描写もありました。
やっぱり男性は女性を蔑み、征服したいのでしょうか。
目次
ホワイトルーム / 童心 / 愛妻日記
煙が目にしみる / 饗宴 / ソースの小壜
- 愛妻日記
- 発売元: 講談社
- 発売日: 2003/12/13
- 売上ランキング: 287379
- おすすめ度
★6/10