2009年10月26日

「ゆれる」西川美和

内容(「BOOK」データベースより)
東京でカメラマンとして活躍する弟。実家に残り、家業と父親の世話に明け暮れる兄。対照的な兄弟、だが二人は互いを尊敬していた、あの事件が起こるまでは…。監督デビュー作『蛇イチゴ』で映画賞を総ナメにした俊英・西川美和が4年ぶりに挑んだ完全オリジナル作品を、自らが小説化。

第58回読売文学賞(戯曲・シナリオ賞)受賞。
映画の脚本・監督を手がけた作者が小説化。映画は数々の賞を受賞。
読了後、「ゆれる」というタイトルに考えさせられました。
ある事件を境に、人生が変わってしまう兄弟。それは身の回り全てのものがゆらぐほどの事件で、みんなの心も「ゆれる」ところに、どんどん引き込まれます。人の気持ちって、とっても不安定で、計り知れません。
映画ではどのように映像化されているのか気になります。
機会があったらぜひ観てみたいです。

ゆれる
ゆれる
  • 発売元: ポプラ社
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2006/06
  • 売上ランキング: 65024
  • おすすめ度 4.5

★8/10
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2009年10月25日

「袋小路の男」絲山秋子

内容(「BOOK」データベースより)
高校の先輩、小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは募っていった。大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。川端康成文学賞を受賞した表題作の他、「小田切孝の言い分」「アーリオオーリオ」を収録。

第30回川端康成文学賞受賞。
なんて言ったら良いのか、困るくらい不思議な感じです。
ずっと想い続けることは、辛いことだけじゃない。二人で気持ちがより添えられれば充分。
ただの純愛ではない、微妙な距離感が、とても静かに書かれています。
これは何度も読み返したい。

袋小路の男
袋小路の男
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2004/10/28
  • 売上ランキング: 228333
  • おすすめ度 4.0

★10/10
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2009年10月23日

「強運の持ち主」瀬尾まいこ

内容(「MARC」データベースより)
元OLの売れっ子占い師、ルイーズ吉田は大忙し! ある日、物事の終末が見えるという大学生の武田君が現れる。ルイーズにもおわりの兆候が見えると言い出して…。表題作ほか3編を収録した連作短編集。

ほのぼのしてて、のんびりさらっと読みました。
占いをしてもらいにくるお客さんに対応するルイーズ吉田が面白いです。
終わりが見える武田君と、師匠のジュリエ青柳、占いを利用して奪った彼氏の通彦、アシスタントの竹子さん、みんなのキャラが良い味出しています。
占いって人によって捉え方が全然違う。人生最後の砦のように来る人も居れば、暇つぶしで来る人も居るんだろうな。実際の占い師さんもこんな風に占うのかしら。

強運の持ち主
強運の持ち主
  • 発売元: 文芸春秋
  • 価格: ¥ 1,300
  • 発売日: 2006/05
  • 売上ランキング: 80011
  • おすすめ度 4.0

★8/10
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2009年10月22日

「緋(あか)い記憶」高橋克彦

第106回直木賞受賞。

内容(「BOOK」データベースより)
古い住宅地図に閉じ込められた思い出の町、あの少女の家は空き地とだけ記されていた…。凍りついた時のゆるやかな復讐が始まる―。表題作ほか7篇。

「直木賞受賞」の帯に惹かれて買った本なので、まさかこんな話だと思いませんでした。
ミステリーなのかホラーなのか、とにかく背筋がぞっと寒くなる短編ばかり。
どの話も「記憶」をテーマに書かれていて、日常生活からかけ離れていないので、より一層リアルな感じ。
幼少期・東北・母親・死なども共通している為、短編の中にはなんとなく話が似ているような感じのもあったけれど、充分楽しめました。

目次
緋〈あか〉い記憶 / ねじれた記憶 / 言えない記憶
遠い記憶 / 膚の記憶 / 霧の記憶 / 冥〈くら〉い記憶

緋(あか)い記憶 (文春文庫)
緋(あか)い記憶 (文春文庫)
  • 発売元: 文芸春秋
  • 価格: ¥ 540
  • 発売日: 1994/10
  • 売上ランキング: 125523
  • おすすめ度 4.0

★8/10
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2009年10月06日

「ハナシにならん! - 笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉」田中啓文

内容(「BOOK」データベースより)
金髪トサカ頭の竜二が飲んだくれの落語家・笑酔亭梅寿の内弟子となって、はや一年。梅駆の名前はもらったものの、相も変わらずどつかれけなされの修業の日々を送っている。そんな中、師匠の梅寿が所属事務所の松茸芸能と大ゲンカ、独立する羽目に―!東西落語対決、テレビ出演、果ては破門騒動と、ますますヒートアップする笑いと涙の落語ミステリ第二弾。

第1作目「ハナシがちがう! - 笑酔亭梅寿謎解噺」が面白かったので、本書を手に入れてからすぐに読み始めました。
前回ほどの謎解きがなかったのが残念ですが、成長した梅駆の姿は頼もしく、期待通り、やっぱり楽しめました。
ヒヤヒヤするような場面も多くスピード感もあって、あっという間に読了。
これは第3作目も読むしかないな。

目次
蛇含草 / 天神山 / ちりとてちん / 道具屋
猿後家 / 抜け雀 / 親子茶屋

ハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (集英社文庫)
ハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (集英社文庫)
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 650
  • 発売日: 2008/05/20
  • 売上ランキング: 212208
  • おすすめ度 3.0

★8/10
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2009年10月05日

「危ないお仕事!」北尾トロ

内容(「BOOK」データベースより)
超能力セミナー講師、タイの日本人カモリ屋、彼らは巧みな話術で人々をとりこにする。スレスレ主婦モデル、ダッチワイフを創る人形師、彼らは男たちの欲望に火を点け、お金に換える。警察マニアは無線を傍受し勝手に追跡、汁男優は“発射”に職業人のプライドをかける―。知られざる“仕事師”たちの実態が、今ここに明かされる。著者による、新聞拡張団・冷や汗体験記も収録。

この人の本はタイトル買いしちゃいますね。
どうしたって気になります。
普段なかなか知ることが出来ない仕事の内容ばかりです。
ちゃんと取材の為に潜入して、実体験で書いているところが面白いです。
しかし・・・色んな職業がありますね。。

危ないお仕事! (新潮文庫)
危ないお仕事! (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2006/05
  • 売上ランキング: 31602
  • おすすめ度 4.0

★6/10
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2009年09月28日

「銀河のワールドカップ」川端裕人

内容(「BOOK」データベースより)
元Jリーガーの花島は、失業中。ひょんなことから小学生に誘われ、公園でサッカーをすることに。しぶしぶ加わった花島だったが、不思議な三つ子のプレイに目を奪われる。三人とも同じ顔の男の子。それが絶妙なパス回しやドリブルでどんどん点を重ねていく。恐るべき才能に驚く彼は、コーチを引き受けたが…。少年たちの友情とサッカーのダイナミズムを鮮やかに描ききった新感覚青春小説。

サッカーに詳しくないので、フォーメーションのくだりなどは良く分かりませんでしたが、それ以外は面白かったです。
天才、またはかなり上手いサッカー少年少女が、身近にこんなに沢山居ることも、それが同じ学年な事も、いちいちつっこまないで読めば、楽しめます。
↑私はかなりつっこんでいましたが(笑)
何事もプロとしてやっていくのは大変だけれども、その厳しさをメンバーが痛感するところや、それに全力でぶつかるところも良かったです。
さわやかスポーツもの。

銀河のワールドカップ (集英社文庫)
銀河のワールドカップ (集英社文庫)
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 780
  • 発売日: 2008/05/20
  • 売上ランキング: 98235

★8/10
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2009年09月21日

「SPEED (The zombies series)」金城一紀

内容(「MARC」データベースより)
私の憧れの女性だった家庭教師の彩子さんが自殺!? 後悔なんかするもんか。岡本佳奈子、16歳、真面目で平凡な女子高生。そして-。家庭教師の謎の死+ザ・ゾンビーズ+憎むべき敵+赤い車=初めての冒険!

ゾンビーズシリーズ第3弾。
第1弾の「レヴォリューションNo.3」を読んで面白かったので、第2弾の
「フライ、ダディ、フライ」を急いで読み返し、やっとこさ第3弾にたどり着けました。

やっぱり面白かったです。
勉強が苦手なだけで人を評価できない、オチコボレ高校に通っていたってやる時はやる。
ゾンビーズの活躍が楽しいったらないです。
題名通り、スピード感たっぷりであっという間に読み終わりました。
青春って良いですね。
岡本佳奈子の活躍にも拍手。

SPEED (The zombies series)
SPEED (The zombies series)
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,155
  • 発売日: 2005/07/01
  • 売上ランキング: 13474
  • おすすめ度 4.0

★9/10

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2009年09月20日

「レヴォリューションNo.3」金城一紀

出版社 / 著者からの内容紹介
君たち、世界を変えてみたくないか?
オチコボレ高校に通う「僕」たちは、三年生を迎えた今年、とある作戦に頭を悩ませていた。厳重な監視のうえ強面のヤツらまでもががっちりガードするお嬢様女子高の文化祭への突入が、その課題だ。

ゾンビーズシリーズ第1弾。
第2弾の「フライ、ダディ、フライ」を先に読んでしまっていて、しかも印象が薄く内容をほとんど覚えていませんでした。

いやー、面白い!
新宿の高校が舞台。昔、私は新宿に住んでいた事もあって、親近感たっぷり。いくつか学校が出てきますが、おそらくこれはあの学校の事だろうなと想像しながら読みました。
男子高校生ならではの勢いで突っ走る内容はとても面白いです。
こういう仲間、すごく羨ましい。
イケナイ事をしても、ちゃんと裏で上手くやってるところとかも爽快。
このまま大人になっても、このメンバーは繋がっていられるんだろうな。

凄く読みやすく、あっという間に読み終わり。これは「フライ、ダディ、フライ」も読み返さないと。(後日談:すぐ読み返して、★を7/10から9/10に変更です。第3弾も続けて読みました。)

レヴォリューション No.3
レヴォリューション No.3
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 1,155
  • 発売日: 2005/04/28
  • 売上ランキング: 45304
  • おすすめ度 4.5

★10/10
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2009年09月13日

「絲的メイソウ」絲山秋子

出版社/著者からの内容紹介
迷走、瞑想? 生きることは、ジグザグだ。ああ、人生はなんてジグザグにしか進まない! 「袋小路」からジグザグへ、いつもあちこちに本気で立ち寄り続 けて考えた、そして感じた。絲山秋子、初のエッセイ集。今の時代に鈍感でいることはできない。

こんなに好き嫌いをハッキリ言える人はどのくらい居るのかしら。
自分と意見が合うところも合わないところも、読んでいて気持ちが良いくらいハッキリ書かれています。
思わず声が出てしまうほど笑える、面白い部分もありました。
毒舌なのもここまでくると好感が持てます。
が・・・ここまで書いちゃって大丈夫なのか?と心配にもなりました。

絲的メイソウ
絲的メイソウ
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2006/07/22
  • 売上ランキング: 123629
  • おすすめ度 4.5

★9/10
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2009年09月10日

「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん

内容(「BOOK」データベースより)
東京のはずれに位置する“まほろ市”。この街の駅前でひっそり営まれる便利屋稼業。今日の依頼人は何をもちこんでくるのか。痛快無比。開巷有益。やがて切ない便利屋物語。

第135回直木賞受賞。
便利屋をしている多田のところに転がり込む、同級生の行天。同じクラスで過ごした時の事などもあり、疎ましい相手であったり、気になる存在だったり。
便利屋に来るお客と、仕事と、猫と、二人の話。
面白かったです。便利屋さんて、こういう感じなんですね。頼んだことも無いし、これから頼む予定も無いけれど、使っている人はこの本のお客さんのように常連さんだったりするのでしょうね。
登場人物のキャラクター、みんな愛想が無いのに個性が強くて良い感じです。

まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2006/03
  • 売上ランキング: 56095
  • おすすめ度 4.0

★9/10
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2009年09月09日

「駆けこみ交番」乃南アサ

内容(「BOOK」データベースより)
新米巡査の高木聖大は、世田谷区等々力の交番に赴任した。大事件などない閑静な住宅街で、不眠症のおばあさん神谷文恵の夜の話し相手が聖大の目下の役割だった。ところが、ひょんなことから、聖大は指名手配中の殺人犯を逮捕するという大手柄を挙げた。以降、文恵の態度が微かに変化する。文恵を含む七人の老人グループが聖大に近づいてきた…。人気沸騰中、聖大もの四編を収録。

ボクの町」の続編。
巡査見習いだった主人公が正式に交番へ赴任。ピアスを開け今風の若者が、前よりも成長し、更にこの話の中でも成長していくのが気持ちが良いです。
「とどろきセブン」という老人7人組が出てくるのですが、この話が結構面白いです。でも気が付くと主人公よりも重点が置かれている気がして、作者もついつい面白くなっちゃってここまで話を進めちゃったのかな、なんて思ったりしました。
この「とどろきセブン」だけでも1冊の本が出来そうです。

駆けこみ交番 (新潮文庫)
駆けこみ交番 (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 620
  • 発売日: 2007/08
  • 売上ランキング: 172217
  • おすすめ度 4.5

★8/10
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2009年08月25日

「オケ老人」荒木源

内容紹介
平均年齢世界最高齢!梅が岡交響楽団!!
平均年齢世界最高齢のアマ・オーケストラ「梅が岡交響楽団」(略称・梅響)が、
エリートアマオケ梅フィルに挑むなか、日本・ロシアの国家レベルの情報戦にまで
話が飛躍する、全く新しいエンターテインメント!

なんてタイムリーな本でしょう!
主人公の中島明彦が自分の事のように思えて、とにかく最高な本でした。
私事ではありますが、ヴァイオリン奏者なのに指揮を振る羽目になることや、あまり演奏が得意では無いメンバーに1曲まるまる演奏出来るところまで持っていくところや、その曲目など、まさに今の私の状態そのもの。
この本は友人に借りたのですが、よくぞ今、貸してくれました。ありがとう。
「そうなの、そうなの!」と頷きながら読みました。
曲の細部のニュアンスなども出てくるので、同じ曲を勉強中の私はすぐにメロディーも浮かんできて、なおいっそう楽しめました。
主人公、無謀ながら結構頑張っています。
私も頑張らなきゃな(笑)

オケ老人!
オケ老人!
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/10/01
  • 売上ランキング: 129980
  • おすすめ度 5.0

★10/10
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2009年08月24日

「百万の手」畠中恵

内容(「BOOK」データベースより)
僕、音村夏貴はときどき過呼吸の発作を起こす十四歳。ある日、親友の正哉が目の前で焼死してしまった。どうして…。悲しみにくれる僕の耳に、慣れ親しんだ声が聞こえてきた。死んだはずの正哉が携帯から語りかけてきたんだ!あの火事は不審火だった!?真相を探るために僕は正哉と動き出す。少年の繊細な心の煌めきを見事に描いた青春ファンタスティック・ミステリの傑作。

しゃばけシリーズしか読んでいなかったので、こういうストーリーも書くんだ、というのに驚きました。でも読み始めると、頭を占領していたしゃばけのイメージが無くなり、のめりこみました。
扱っているテーマがナイーブなのと、今でも倫理的に論じられているものもあります。
内容に興味が湧いてきて、もっともっと掘り下げてもらいたいと思うところで話が終わってしまいます。
ストーリーとしては充分に面白いのですが、もっと話を広げても良いのかなとか思いました。

百万の手 (創元推理文庫)
百万の手 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 価格: ¥ 840
  • 発売日: 2006/06/10
  • 売上ランキング: 125380
  • おすすめ度 3.5

★8/10
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2009年08月13日

「カラフル」森絵都

第46回産経児童出版文化賞を受賞。

内容(「BOOK」データベースより)
生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。

死んだ後の魂が下界に戻ってくる話は、印象深く残っている作品として「椿山課長の七日間」浅田次郎「幽霊人命救助隊」高野和明があったので、目新しくは無かったけれど、面白かったです。
平凡とは普通で幸せなこと。
目の前の悩みは、客観的に捉えれば他の考え方も出てくること。
森絵都さんだけに、思春期の心の動きなどがしっかり書かれていて、この本は深刻に悩んでいる思春期の子たちにぜひ読んでもらいたい。
もちろん大人の私が読んでも、考えさせられて、勇気がもらえる本でした。

カラフル (文春文庫)
カラフル (文春文庫)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 530
  • 発売日: 2007/09/04
  • 売上ランキング: 1515
  • おすすめ度 4.0

★9/10
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2009年08月12日

「パレード」川上弘美

内容(「BOOK」データベースより)
夏の午さがり、ツキコさんがセンセイに物語る、幼い日のできごと…。「センセイの鞄」のふたりが過ごした、遠いこだまのような時間、もうひとつの物語。「センセイの鞄」のサイドストーリー。

私の大好きな本、「センセイの鞄」のサイドストーリー。
これは読まずにいられませんでした。
あの、ほんわかとした二人のやり取りに魅了されて、あっという間に読了。
物凄く短い本ではありますが、そのまますぐに読み直したほど。
だって幸せって一瞬に感じられますからね。

パレード
パレード
  • 発売元: 平凡社
  • 価格: ¥ 1,000
  • 発売日: 2002/04/25
  • 売上ランキング: 10334
  • おすすめ度 4.0

★8/10
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2009年08月03日

「トリップ」角田光代

内容(「BOOK」データベースより)
普通の人々が平凡に暮らす東京近郊の街。駆け落ちしそびれた高校生、クスリにはまる日常を送る主婦、パッとしない肉屋に嫁いだ主婦―。何となくそこに暮らし続ける何者でもないそれらの人々がみな、日常とはズレた奥底、秘密を抱えている。小さな不幸と小さな幸福を抱きしめながら生きる人々を、透明感のある文体で描く珠玉の連作小説。直木賞作家の真骨頂。

どこにでもありそうなほどリアルな日常の描写が、上手いなと思います。
でもどこかズレていて、非日常になってきます。
同じ街の中でのそれぞれの登場人物が、少しずつリンクしていく。
どの章も読んでいる間は、なんだか胸の中がもやもやしますが、最後には少しスッキリ。
でも本全体の読了後は、なんだか重い気分。いつもの事ですね。

トリップ (光文社文庫)
トリップ (光文社文庫)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 520
  • 発売日: 2007/02/08
  • 売上ランキング: 64308
  • おすすめ度 3.5

★7/10
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2009年07月29日

「告白」町田康

第四十一回谷崎潤一郎賞受賞。

内容(「BOOK」データベースより)
人はなぜ人を殺すのか―。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。

文庫で解説まで含めて850ページ!
辞書のように厚く、どうやって持っても手が疲れます。
そして、かなり好評なこの本。
大絶賛している方も多くいる中、残念ながら私はダメでした・・・。
私にはひらがなの河内弁を目で追うのに、非常に目が疲れてしまい、文章の意味を汲み取るのに、非常に頭も疲れました。
登場人物のキャラクターや、作者の言わんことは面白く感じましたが、それよりもだらだらと出来るだけ長くしている様に感じられる文章を消化するのに精一杯になってしまい、「読んでやるぞ」という意地で読みきった感じです。
他の人のように楽しめなくて残念だったな。

告白 (中公文庫)
告白 (中公文庫)
  • 発売元: 中央公論新社
  • 発売日: 2008/02
  • 売上ランキング: 100387
  • おすすめ度 5.0

★5/10
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2009年07月20日

「間宮兄弟」江國香織

映画化されています。
「間宮兄弟」映画公式ページ

内容紹介
もてなくとも幸福に生きる兄弟の日常の物語
女性にふられると兄はビールを飲み、弟は新幹線を見に行く。そんな間宮兄弟は人生を楽しむ術を知っている。江國香織がもてない男性の日常を描いて話題になり、森田芳光監督の映画化も大ヒットした小説の待望の文庫化。

仲の良い兄弟ってこんな感じなのかな、というのが第一の感想。
ちょっと羨ましいです。
モテない二人でもちゃんと人生を楽しんでいる。
自分の趣味や好きなことで時間はつぶれるし、仕事だって一生懸命。
卑屈になっていない二人の性格も良い。
別にそれでも良いんじゃないの?と二人に声をかけてあげたくなるほど。

間宮兄弟 (小学館文庫)
間宮兄弟 (小学館文庫)
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2007/11/06
  • 売上ランキング: 39187
  • おすすめ度 4.0

★7/10
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2009年07月19日

「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午

第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。

内容(「BOOK」データベースより)
「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

賞を二つも取り、「究極の徹夜本」とまで書かれ、この題名にも惹かれ、期待しすぎちゃったみたいです。
「騙される」と評判のこの本。
私もまんまと騙されました。
騙されるのも、かなりくやしい騙され方で(笑)「そういうことなのね!(怒)」という感じ。
読了後に振り返ると、騙そう騙そうと書かれたような文章だったので、余計に悔しい。
先入観には勝てないけれど、話の内容も夢中で読めるほどのめり込めず・・・。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 660
  • 発売日: 2007/05
  • 売上ランキング: 14307
  • おすすめ度 3.5

★6/10
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