第52回小学館児童出版文化賞受賞。
「飛び込み」というあまり派手ではない種目は、私も今まで注目した事がなかったです。
でも、今度のオリンピックでは絶対に見る!と思わせてくれる作品でした。
私も子供の頃スイミングスクールに通っていて、そこには飛び込み台があったのでやったことはありました。
あれは何メートルの高さだったんだろう。
3種類の高さがあって、一応一番上からも飛び込んだことがあったんだけどな。
あの時の感覚を思い出しながら読みました。
森絵都さんの作品は初めて。
最近注目されているので、ずっと読んでみたかった。
「スポコン青春小説」なんだけど、そう単純に枠付けしたくない感じ。
オリンピックを目指す中高生3人を中心に話が進みます。
一部はダイアモンドの瞳と二重関節を持つ知季、二部は幻の天才ダイバーの孫である飛沫、三部は両親が飛び込みの選手のサラブレッド要一、四部はオリンピック選考会。
3人それぞれの想いや悩みを感じながら読み進めると、どうしてもみんなを応援したくなってしまう。
なのに、空席はたったのひとつ。
一番遊びたい盛りなのに、友達や恋や、その他のいろいろな事を捨てて、練習を積み重ねたメンバー。
たった1.4秒の間に何が出来るかをとことん突きつめる。
最後もすがすがしく終わり、後味は最高。
一部 前宙返り三回半抱え型
二部 スワンダイブ
三部 SSスペシャル’99
四部 コンクリート・ドラゴン
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本★9/10
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posted by このみ。 at 02:33
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